社長を囲むトークセッション

成長の瞬間をたくさん味わい
仕事を通して自己実現を図ろう。

参加者

代表取締役社長 田村 省二
システムサービス事業部 永塚 真紀 2011年入社
システムサービス事業部 白鳥 達也 2014年入社
システム開発事業部 石井 昂 2016年入社
システム開発事業部 後藤 佳久 2019年入社
ビジネスソリューション事業部 大久保 晴香 2020年入社

仕事で成長できたと感じる時

田村:皆さんは今、どんな仕事を担当していますか。また、社長としては、皆さんが仕事を通して成長してほしいと願っているのですが、これまでの仕事の場面で、成長したなと感じられた時は、どんな時だったか教えてください。

石井:私は通信会社の顧客管理システムの統合プロジェクトに取り組んでいます。現在はシステムの連携テストを実施していて、テスターの管理をしています。成長したと思えるのは、後輩を指導している時です。細部まで論理的にきちんと説明したほうがよい人、概要だけ教えてあとは自由に任せたほうがよい人など、いろいろなタイプの人がいるので、相手によって指導方法を使い分けることが大切で、それができた時に成長を感じます。

白鳥:私は所属社員の技術力向上を目的とした資格取得の支援や、キャリア形成に関する研修を企画しています。ツリーベルに入社して初めて担当したのはヘルプデスク業務でしたが、最初はお客さまからの問い合わせに一人で対応できず、そのたびに上位者に聞いていました。2、3か月たった頃に、質問の傾向をつかむことができて、だんだん一人で対応できるようになりました。それが初めに感じた成長です。

大久保:Microsoft365を使って、グループウェアをSharepointサイトに移行する作業に取り組んでいます。私はまだ入社1年目でわからないことばかり。失敗して指摘をいただくことが多いのですが、それがまさに成長の瞬間で、仕事の進め方など一つひとつ覚えているところです。

後藤:車載系のドライバーの開発を担当しています。車に搭載されているハードウェアとソフトウェアのつなぎ目の部分をドライバーと呼んでいて、その開発作業です。私は入社2年目で、最初の配属から今の仕事を担当しています。初めはミーティングに参加しても話についていけず、とにかくメモを一生懸命取って、わからないことを調べたり、周囲の人に聞いて教えてもらったりしていました。すると、半年ほどして会話についていけるようになりました。振り返ると、それが成長だったかなと思います。

田村:後藤さんの話を聞いて、自分の新入社員時代を思い出しました。私はそもそも文系で、最初の就職先は測量会社。25歳の時にIT業界に入って、ツリーベルには28歳の時に入社してエンジニアとして働いてきました。後藤さんと一緒で、最初は何もわからず右往左往していましたね。後藤さんは半年で理解できるようになったということだけれど、自分は3年くらいかかった気がする。皆さん成長が早くて、素晴らしい。

永塚:私の仕事は営業です。お客さまからプロジェクトの内容と当社に求めることをヒアリングし、社内のエンジニアに仕事を割り振る役割をしています。私は以前、何か失敗すると全部他人のせいにして、自分には責任がないという態度を取っていたのですが、「それはダメ。失敗した時は、どのように行動すればよかったのか考えよう」と指導してくださる先輩がいて、考え方を変えてみたら、「次はこうしよう」と前向きに物事を捉えることができるようになりました。

田村:反発せずに、素直に従ったら、よい結果につながったということですね。自分自身のことを振り返ると、30歳で30人規模のプロジェクトリーダーを務めていたのですが、みんなでこのプロジェクトを完遂しよう! という強い思いがあって、その時は無我夢中で働きました。大変なことはいくつもあったけれど、乗り切った時は「成長できた」と自分で感じました。

あなたにとって技術力、
人間力とは何か

田村:ツリーベルでは、技術力と人間力が大切だということを打ち出しているのですが、皆さんの仕事の中で、技術力や人間力が必要となるのはどんな場面でしょう。

大久保:開発をしているので、言語の知識は問われます。文系出身で、学生時代にITの勉強はしていないため、1から学んでいる状態です。ただ、「わからないことをわからないと言う」ということを心がけていて、あえて言うなら、そこは人間力かもしれません。もちろん、先輩に聞くだけでなく、自分で調べるのですが、膨大なネット情報の中から自分に必要な情報を探し当てるのは結構大変。マイクロソフトの提供情報は英語で書かれているものが多いので、同時に英語も勉強しながら業務を進めています。

後藤:私の場合、設計書やマニュアルから正しい情報を読み取り、それを応用するところで技術力が必要です。人間力は私の場合、コミュニケーション力と捉えています。今3人で一つの機能を開発しているのですが、情報共有が必須なので、直接話しかけることはもちろん、離れた場所で作業していてもチャットツールを活用するなどして、マメに連絡を取り合っています。

石井:私の仕事で技術力といえば、設計書を読む力と流れを追う力。エラーが出た時に、どこのシステムの連携でエラーが出たのか切り分け、原因を追求する必要があります。人間力については、後藤さんと同意見。今はメンバーに仕事を割り振る立場なので、誰が何で困っているのかを常に把握するために、コミュニケーションが大切になってきます。

田村:今は新型コロナウイルスの問題でリモートワークが増えているので、声の掛け方も難しいと思うけれど、どんなふうにしているのかな。

石井:チャットツールを使うことが多いのですが、何かタスクを投げて、長時間反応がないようだと、「何か行き詰まっているのかな」と考え、電話を掛けることもあります。状況に合わせたコミュニケーションの取り方が必要ですね。

白鳥:私は主に未経験の方に技術の基本を教えているので、基本情報技術者試験レベルの知識、サーバやネットワークの基本的な操作知識などの技術力が求められます。人間力は発信力、働きかける力、傾聴力の3点を重視しています。教育は受講者が動いてくれて初めて目的を達成できるので、受講者が興味を持ち、かつ刺さる言葉で、状況に合わせた話し方ができないといけません。

永塚:白鳥さんの言う傾聴力は、営業でもお客さまのニーズを聞き出す力として必要になります。プロジェクトリーダーを見ていると、たくさんの人が周りに集まっていて、議論や質問の輪の中にいる人がいます。こういう人は、相手に共感しながら、それでいて自分の考え方もきちんと持っている。人間力があるなと感じます。単に会話できるだけでなく、誰かが課題にぶつかっている時に話せる人は、人間力が高い。

田村:先日、中堅社員と話をしたのですが、AIのディープラーニングに興味を持っていて、G検定という資格取得を目指して勉強していると言っていました。エンジニアは、技術力の向上を目指して、自ら挑戦していく姿勢が大切だと思います。人間力については、ビジネスパーソンとしての基本が大切。お節介かもしれませんが、ツリーベルでは髪形や服装について、気になったら注意するようにしています。お客様からは言われませんが、身内だからこそ注意してあげるという社風はあります。ひとえにビジネスパーソンとしての常識を守り、お客さまからの信頼を大切にしようという考え方です。

自己実現のそれぞれの形

田村:ツリーベルでは、「自己実現」を一つのキーワードにしています。皆さんにとって、自己実現となる目標を聞かせてください。

後藤:開発者としてスペシャリストになるか、マネジメントにいくか、正直、今はまだ模索中の段階です。ただ、知識を吸収するために、とにかく恥を捨てて、わからないことを周囲の人に質問しよう! ということは心がけています。

田村:それは大事! 必ず成長の一歩となるよ。

永塚:先日、アメリカの心理学者マズローの5段階欲求のことを知りました。人間の欲求には5段階あって、最上位が自己実現欲求。その一つ下に承認欲求があるのですが、考えてみれば私は、周囲の人に自分を認めてほしいという承認欲求しかなかった。自己実現と言われて、私も模索中としか言えません。

石井:今期から事業部の一つのグループ長になり、複数の現場にいる30人ほどのエンジニアを率いることになりました。別の現場のためこれまで交流のなかったメンバーもいるので、メンバー1人ひとりとじっくり話す機会を設けて、現在の業務内容やその人のスキル、キャリアプランなどを聞いていっているところです。私はマネジメントの腕を磨いていくことが自分の自己実現だと思っています。

大久保:私はまだ、同じ失敗を繰り返さないようにしよう! といったことが当面の目標ですが、長い先を見据えた時は、石井さんと同じで、マネジメントができる人間になりたいと思っています。

白鳥:皆さんの成長の助けとなるような教育研修を実施とすることが目標ですが、もう一つ、キャリアコンサルタント(国家資格)の取得を目指したいです。新入社員の方たちを見ていると、ITエンジニアとしての成長の道筋が見えていなかったり、迷っている人が多い気がするので、企業内キャリアコンサルタントとして助言できるようになりたいのです。

田村:自己実現を目指して明確な目標のある人もいれば、まだ模索中の人もいるということで、率直なお話をしてもらったと思います。マズローの欲求5段階説ですが、じつはマズローは晩年に、6段階があるということに気づいたという説もあります。6段階目は自己超越欲求といって、個人の利益を超えて社会貢献したいという思いのこと。会社としては、まずは自己実現を目指してほしいけれど、個人的に社会貢献したいという気持ちを持つことは、素晴らしいこと。学生の皆さんには、個人の成長を強く願っているツリーベルの姿を知っていただき、関心を持っていただければと思います。